5月16日~5月20日の4泊5日エルニド旅行から早くも半月が経とうとしています。
今回の旅行が34年間の人生で一番幸せで最高に楽しい旅行になったのは、月経周期をずらして生理に悩まされなかったからというのがひとつの大きな要因だと感じています。エルニドの美しい海を目の前にして、ただ見ているだけなんて、想像するだけでも悲しくなります。
- 大事な時にこそ被りがちな生理│女性あるあるの悩み
- 生理移動ピルって何?│効果・安全性・入手方法
- 生理移動ピルの実際の使用感│服薬時期、服薬中、その後
- まとめ│約5000円でこの快適さ、使って大正解!!
大事な時にこそ被りがちな生理│女性あるあるの悩み
生理がプールの授業に被る、運動会や文化祭に被る、旅行に被る、デートに被る、思春期のころから大人になってもなお、毎月のことなので「あぁー!なんでこのタイミングで生理くるの~!」と思ったことがない女性はおそらくいないでしょう。誰しも一度は思ったことがあるはずです。
問題になる時間が限定的なら、タンポンを使うという手もあります。我々ぱぐ夫婦は新婚旅行のときにグアムに行きましたが、そのときは運悪く私は生理が始まってしまい、タンポンの装着でダイビングを楽しみました。
生理移動ピルを今回使用した理由│ストレスフリーに過ごすため
今回ピルでわざわざ生理を遅れさせた理由は、エルニドのおトイレ事情がどの程度整っているのか分からなかったからです。4年間過ごした印象ですが、フィリピンはお世辞にも生活環境が整ってキレイとは言い難い国です。一部の都会や高級エリアを除いて、トイレは比較的残念な仕上がりのところがほとんど。
ナプキンやタンポンをどこで交換するのか、トイレが幸い近くにあっても使用したあとのゴミは?捨てる場所があるとは限りません。荷物が増える上に管理の手間も増えるとなると、せっかくの旅行でのびのび過ごせないとなると、非常に憂鬱です。
なにより、大事なエルニドの3日間をストレスフリーで過ごしたかったのです。
生理移動ピルって何?│効果・安全性・入手方法
生理移動ピルにはいくつか種類があり、黄体ホルモンと卵胞ホルモンが複合しているものや黄体ホルモン単体のものなど、病院によって取り扱っている種類はそれぞれです。中でもよく使われる一例が「プラノバール」という薬で、中用量ピルに分類されます。今回私もこちらが処方されました。ホルモン量が多ければ多いほど副作用も出やすいため、希望次第で吐き止めも一緒に処方してもらえます。
どのように生理をずらすのか(いつ飲み始める?)
🔳生理を遅らせる場合は、ずらしたい生理予定日の5~7日前から飲み始めて、目的の旅行等の予定期間が終わるまで飲むことになります。比較的ギリギリまで猶予があるので「診察と薬忘れてたー!」ってときでも、住んでいる場所にもよりますが、10日あれば間に合うでしょう。私ぱぐもこのパターンで、旅行の一ヶ月前にオンライン診療でピルを処方してもらいました。
🔳生理を早める場合は、ずらしたい生理の前の生理初日から5日間のうちにピルを飲み始めます。ピルを最低10日間は服用し、服用終了後2~5日で生理がきます。結果、ずらしたい生理のタイミングより1週間以上早く次の生理がくることになります。前の生理のタイミングで飲み始めなければいけないので、早めたい場合は少なくとも一ヶ月半~二ヶ月前にはオンライン診療を受診して予め薬を受け取っておく必要があります。
入手方法│直接婦人科受診またはオンライン処方
かかりつけの婦人科があれば直接診察を受けて処方してもらうもよし、ぱぐは面倒くさがりなのでオンライン処方を受けました。ラインで事前予約と問診を送信し、サポートから折り返しの確認電話、その後医師から診察と称した処方の確認電話が入ります。ほとんど一方通行気味の電話なので、直接お医者さんに聞きたいことがある場合はこの処方確認のときにしか聞けないので勇気を出してしっかり確認しましょう。
生理を早めたい場合は特に、ずらしたい生理の前の生理から飲み始めなければいけません。オンライン処方であれば輸送にも数日時間がかかるので早めの連絡が鍵となります。
生理移動ピルの実際の使用感│服薬時期、服薬中、その後
服薬のタイミングについて
5/16から旅行だったので1週間前の5/9から服薬を開始、1日1回決まった時間に服用するよう指示を受けました。期間は旅行終了日まで。低用量ピル・アフターピル・生理移動ピル(中用量ピル)のいずれにも典型的な副作用として”吐き気”があります。この吐き気を少しでも逃がすために、私は寝る前の夜20-21時に服用していました。
飲み忘れたらどうしよう?と思う方もいるでしょう。私ぱぐがきっちり毎晩20-21時に服用できていたと思いますか?もちろんノーです!( ゚Д゚)最初数日は「飲まなきゃ…!」と自分の中で警戒していたので夜のうちに飲めていましたが、慣れてくれると一晩越して朝飲んでしまうこともありました。12時間以内なら効果は継続しているとのことなので飲み忘れに気がついたら速やかに気がついた時点で飲んでいました。
数時間ズレることはあっても完全に飲み忘れることはなかったです。そして何より、旅行に薬を持っていくのを忘れないようにしましょう。
旅行中の所感と副作用について│吐き気はなかったけど…
薬の副作用はかなり警戒していたのですが、私の場合吐き気はほぼなく、むしろ飲み始めた最初数日間の不眠症が個人的には顕著だったかなと思います。妊娠中も不眠症には悩まされたので、自分の中で妙に納得。薬に慣れたのか、旅行中に不眠症が出ることはなかったです。まぁ旅行中は一日中動き回って体が疲れ切っていたというのも大きな要因だとは思いますが…。
薬はキャリーケース内で衣類とごっちゃになって迷子になるのを避けるため、ミニポーチの中に入れて、常に持ち歩くバッグの中に入れていました。今回持ち歩いたバッグはGUのシンプルなショルダーバッグなのですが、内ポケットのサイズが絶妙でめちゃくちゃ良かったです。
その後、生理はいつ始まった?│飲み切った4日後
旅行最終日5/20まで飲み切って、生理が始まったのは5/24の夜20時ごろでした。5/24の昼間の時点で軟便と下腹部の違和感はじわじわ感じていたので今晩辺り生理始まるんだろうな~と予期してはいました。生理が始まるのは服薬終了から2~3日後という理解でしたが、こればかりは個人差が大きい部分かなと思います。
まとめ│約5000円でこの快適さ、使って大正解!!
お金の話を忘れていました。
診察料1650円+ピル3278円+吐き止め550円、しめて税込5478円でした。5000円ちょっと払って思う存分アイランドホッピングを楽しみつくしてめちゃくちゃエルニドの海で泳ぎまくれたことを思うと、コスパいいです、全然。最高に楽しかったので後悔なしです。大事な旅行と生理が被りそうなときは迷わず生理移動ピル使うよう、この体験を娘に伝えたいです、将来。
保健の授業でこういうピルの話もするべきですよね。最近はするのかしら、どうなんでしょう。生理移動ピル、普及活動したいくらい今回の旅行で大活躍でした。