ぱぐ徒然ろく

獣医×副業ブロガー│本業、育児、ブログの葛藤を綴っていきます。

特発性前庭疾患の看護2-3日目

犬猫を飼っている人がみな覚悟しているであろう、愛犬愛猫の介護。人間の方がどうあっても長生きするわけで、ペットの看護/介護問題は日常から切り離せない問題です。

前回発症した日のブログは↓

pagu-tsurezure-roku.com

金曜日の夜「特発性前庭疾患」を発症し、夜間診療で薬をもらって11/30(土)から投薬と看護生活が始まりました。介護体験記の2日目から4日目を振り返ります。

2日目:起立可、斜頸・眼振顕著、強制給餌後嘔吐なし

実家で一夜を明かし、看護1日目にジモティーで急遽不要な毛布をもらいに往復2時間のドライブをしたり、その帰りがけに強制給餌用にシリンジをDAISOで探したり、1日目から慌ただしく今後のためのものを揃えました。

その日の夜、自力で立ち上がれなかった愛犬は強制給餌と投薬後、気がつくとしれっと自力で立ち上がっていたので私ぱぐ思わず歓喜。嬉しすぎて写真を撮りそこないました。あとはおしっこの心配のみ・・・。明日再診の予定だったので、導尿の相談も考えていました。ちなみに、導尿とは尿道に細~いカテーテルを通していって膀胱に溜まったおしっこを排出させることを指します。我が家の愛犬は膀胱炎を過去にり患したことがあるため、再発の心配をしていました。

ちなみに強制給餌はバナナとヨーグルト

我が家にはウェットフードがなかったのと、いきなりアレコレ食べるのも難しいかなと思い、とりあえず家にあったバナナとヨーグルトを少量シリンジでちびちびあげていました。

歯並びが正常であれば、犬歯の後ろには必ずスペースがあります。投薬の際はそこから指をねじ込んで口を開かせています。薬を飲めたサインは口を解放したあとの「ペロリ」

そのスペースに流し込むイメージで。但し、必ず嚥下する様子を見ながら。斜頸で傾いた側とは反対の方からやれば、水を無理矢理飲ませるときでもこぼしません。もちろん、かなりゆ~~っくり飲ませる必要はあります。

3日目:症状に変化ないが、自力での飲水可。排尿も確認。

朝、犬用の土間の扉を開けると嬉しそうに尻尾をぱたぱた。なんかおしっこ臭するな・・・と思いながら敷いていたペットシートにはシミ一つなし。そうこうしているとよろよろしながらも自力で立ち上がったので、立ったり寝たりは難なくできるようになっていました。試しに・・・と思い、抱えてお外に連れ出し、リハビリがてら歩かせてみました。おいで~と声をかけるとよたよた歩きで近づいてきました。歩行もできて◎

そして屋内に戻そうとして、おしっこ臭の元を発見し、排尿もできたね~と一安心。

病院にてプレドニゾロンの内服継続の指示

朝一、再診のため動物病院を受診。強制給餌で栄養を補給しつつ、プレドニゾロンの内服継続が指示されました。家庭での投薬、私は平気ですが、普通のご家庭だと結構不慣れだと思うんですよね・・・どうしてんだろ、と今回つくづく思いました。

家庭での服用方法

人差し指と中指の間に挟んで、口をこじ開けて舌の上に置き、口を閉じさせて喉をさすって嚥下を促す。文字にするとこんなにも簡単ですが、意外と錠剤が指にくっついてとれなかったり、絶妙にごっくん前に舌から落ちて吐き出されたり、私も上手い方ではないですが、とにかく慣れるしかないです。


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体勢が跨って上から見ているせいで、舌が確認できず、まごついてます😅